「影打ち」のアンティークコインとは-エラーコインができるわけ

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コインのデザインが表と裏で同じ?

コインの世界には、「影打ち」という言葉があります。

影打ちとは、コインの表と裏が同じデザインになっていることです。正確には、表と裏のデザインが鏡写しのようになっています。

下のコインを見てみましょう。本来は、右側の画像部分に、5フランという大きな数字が入ったデザインになるはずでした。しかし、ナポレオンの顔になっています。しかも、左を向いています(本来は右です)。

【影打ち】フランス 5フラン銀貨 ナポレオン1世 極美品(希少)

【コインNo】 7213
【額面】5フラン
【製造年】1804年~1814年
【材質】銀
【直径】37mm
【グレード】EF
【価格】280,000円(税込)

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これは、いわゆるエラー貨です。なぜ、このようなコインができてしまうのでしょうか。

影打ちのエラー貨ができる仕組み

エラー貨ができる仕組みを確認しましょう。

下の絵は、コイン製造の仕組みを簡潔に描いたものです。デザインを刻印する前のコインの板に、上と下から金型で圧力をかけます。そして取り出すと、デザインが刻印されたコインの出来上がりです

コインの刻印

ところが、何らかの理由で、この仕組みがうまくいかないことがあります。下の絵の通りです。

本来は、刻印済みのコインを取り出します。しかし、取り出しに失敗してコインが残ったままの状態で、次のコインの地金を挟んでいる様子を描いています。

影打ちコインの刻印

この状態で上下から圧力をかけると、表と裏で同じデザインのコインが出来上がります。正確には、左右対称で凹凸が逆のコインとなります。

一般的には、この種のコインは流通しません。造幣局内で、流通前の検査をするからです。しかし、検査をすり抜けたコインは、そのまま世の中に出てきます。

すなわち、レア度が高いコインです。

影打ちのアンティークコインの紹介

では、冒頭のコインに加えて、影打ちになっているコインをご紹介しましょう。19世紀のフランスばかりですが、これは偶然です。

なお、製造年は、コインの裏側に刻印されます。ところが、影打ちで裏側にも表のデザインになっているため、造幣所や年号が分かりません。そこで、幅を持たせた表記になっています。

【影打ち】フランス 5フラン銀貨 ナポレオン1世

【コインNo】 7212
【額面】5フラン
【製造年】1804年~1814年
【材質】銀
【直径】37mm
【グレード】-EF
【価格】230,000円(税込)

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【影打ち】フランス 2フラン銀貨 ルイ・フィリップ1世(希少品)

【コインNo】 7216
【額面】2フラン
【製造年】1830年~1848年
【直径】27mm
【素材】銀
【グレード】F+
【価格】56,000円(税込)

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【影打ち】フランス 1フラン銀貨 ルイ18世

【コインNo】 7214
【額面】1フラン
【製造年】1814年~1824年
【材質】銀
【直径】23mm
【グレード】F
【価格】50,000円(税込)

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