写真で高品質なプルーフ(鏡面仕上)硬貨を見分る方法|黒い金貨の理由

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金貨の画像が黒い理由

プルーフ金貨の見分け方

金貨の画像を見ていると、不思議に感じるかもしれません。色が黒い金貨があるからです。

下の金貨は、いずれも金(きん)で作られています。しかし、金色の輝きがない部分があります。正確には、黒にしか見えない部分があります。これは、一体何でしょうか。

タイランド ラーマ9世 5000バーツ金貨【未使用品】

パナマ 100バルボア金貨【プルーフ・完全未使用品】NGC社PF70URTRA CAMEO

バチカン ローマ教皇パウロ6世 ゴールドメダル【未使用品】

【コインNo】 7940
【額面】金メダル
【発行年】1966年
【材質】金
【直径】23mm
【グレード】UNC

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サンマリノ 2スクード金貨【プルーフ・完全未使用品】

【コインNo】5017
【発行国】サンマリノ
【額面】2スクード
【製造年】1996年
【材質】金
【直径】21mm
【グレード】PF FDC
【カタログ】KM339

売り切れ

黒は輝きの証拠

この黒色ですが、金貨が鏡のように輝いていることの証拠です。

ウェブサイトに金貨の画像を掲載するために、写真を撮ります。カメラで撮影したり、スキャナーを使ったり、写真を撮る方法はいくつかあります。

そのいずれの場合でも、活躍するのが「フラッシュ」です。フラッシュを使うことで、より鮮明な写真を撮ることができます。

金貨が黒くなってしまうのは、このフラッシュが原因です。

画像が黒く写ってしまう金貨は、プルーフと呼ばれます。日本語で「鏡面仕上げ」です。この漢字の通り、あたかも鏡のように金をピカピカに仕上げています。

その金に刻印して金貨を作ります。

そのような金貨に向かって、真正面からフラッシュを使います。すると、ストロボから出た光は、金貨の表面で完璧に反射して、カメラのレンズに飛び込んできます。

あまりに完璧に光を反射してしまうので、カメラやスキャナーの画像が黒くなってしまいます。

黒くない部分は、光が乱反射している

では、光を完璧に反射している部分が黒いなら、その他の金色に見える部分はどうなんでしょう?この部分は、鏡のようにはなっておらず、デコボコとしています。

よって、光が乱反射して、私たちがイメージするような一般的な金色を楽しめます。

傷がつくと、黒でなくなる

なお、プルーフの金貨であっても、鏡面の部分に傷がつくと、鏡のような完璧な状態でなくなります。すなわち、フラッシュを使って画像を撮ると、色は黒くなりません。金色になります。

よって、現物を見なくても、写真の黒さを見れば、どれほどプルーフの状態が維持されているか予想できます。

アンティークコインの場合、発行から概ね100年以上が経過しています。よって、大切に保管されてきたとしても、細かい傷がついてしまうのは止むを得ません。

この場合、モダンコインと比べれば、その輝きは少し劣ることになります。

モダンコインはケースから出さずに保管したい

現代の記念金貨は、金の純度が100%近くのことが少なくありません。また、製造方法も極めて優れています。すなわち、ピカピカです。

写真を撮ると、上で紹介したコインのように、鏡面仕上げの部分が真っ黒になります。

保存の利便性を考えて、このようなコインはプラスチックケースに保管されています。このケースを破壊して中の金貨を取り出すと、細かい傷がついてしまいます。その分だけ輝きが失われてしまいます。

金貨を直接手に取ってみたいという気持ちを抑えて、ケースに入れたままで大切に保管しましょう。

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