【発行枚数60枚】ウルグアイの試作金貨-未使用・最高品質の評価

製品案内【その他(ウルグアイ)】
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ウルグアイで作られた60枚の試作金貨

ウルグアイは、南米に位置する国です。1825年に独立しました。1930年に造られたこの試作金貨は、憲法制定100周年を記念したものです。

憲法100周年記念 20センテシモ試作金貨

【コインNo】 8000
【発行国】ウルグアイ
【額面】20センテシモ
【発行年】1930年
【材質】金
【直径】25mm
【グレード】UNC/FDC
【PCGS】36269512
【価格】640,000円(税込)

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ウルグアイの位置

コインを具体的に確認する前に、ウルグアイの位置を確認しましょう。ブラジルとアルゼンチンに挟まれており、大西洋に面していることが分かります。

南米 ウルグアイの地図

ちなみに、ウルグアイの正式名称は「The Oriental Republic of Uruguay」です。

日本語で「ウルグアイ東方共和国」ですが、「オリエンタル(=東方)」が入っています。オリエンタルという単語は、一般的にはアジアを指す時に使う単語です。

オリエンタルが入っている理由ですが、ウルグアイは、ウルグアイ川の東岸に位置しています。よって、「東」という単語が入っています。アジアとの関連ではありません。

試作金貨とは

試作金貨(しさくきんか)とは、コインを発行する前に試験的に作るコイン全般を指します。アンティークコインの世界では、エッセイ(essay)またはパターン(pattern)と呼ばれます。

試験的に作るものですから、製造数はとても少なくなります。

今回ご案内していますコインは、製造数わずか60枚です。しかも、グレードはUNC/FDC(未使用~完全未使用)です。状態が良く、鑑定会社のPCGSから世界最高品質の評価を受けています(2019年7月現在)

試作金貨のデザイン

では、試作金貨のデザインを確認しましょう。最初に、表側です。

ウルグアイ 憲法100周年記念 20センテシモ試作金貨のデザイン【表面】

周囲に書いてある文字は、「REPUBLICA ORIENTAL DEL URUGUAY」です。ウルグアイの国名です。

中心で座っている女性はだれか?ですが、ウルグアイを擬人化したものです。ウルグアイは共和国ですから、王様がいません。よって、コインの肖像は王様でないデザインが選ばれます。

赤枠部分につき、以下の通りです。

CENTENARIO DE 1830

「100周年記念 1830」です。1830年に憲法が制定されて100周年だということが分かります。

ESSAI

ESSAIとは、試作という意味です。フランス語で書いてありますので、ESSAYでなくESSAIです。

P.TURIN

このコインをデザインしたPierre Turin(ピア・トゥーリン)の名前です。フランス人です。

裏側のデザイン

次に、裏側を確認しましょう。小麦の穂が描いてあり、額面(20センテシモ)が表記されています。

ウルグアイ 憲法100周年記念 20センテシモ試作金貨裏面のデザイン

当時の通貨単位は、100センテシモ=1ペソ(100 Centesimo = 1 Peso)です。

次に、赤枠1と2を確認しましょう。これは何でしょうか。これは、「ミントマーク」と呼ばれているものです。すなわち、これを見れば、どこで製造されたかが分かります。

このミントマークは、フランスのパリを示しています。すなわち、この試作金貨は、フランス人のPierre Turin(ピア・トゥーリン)がデザインし、パリ造幣局が作ったということになります。

ミントマークを、もう少し詳しく見てみましょう。

赤枠1は、ギリシャ神話に由来しています。ゼウスに授乳したヤギの角をデザイン化したものです。転じて、豊かさの象徴です。

パリ造幣所で作られたという場合、コインには「A」の文字が入ります。しかし、この時期は、Aの文字を入れずにこの絵を使う場合もありました。

赤枠2は、筆のように見えなくもないですが、たいまつです。これは、パリ造幣局の彫刻責任者を示しています。名前は Henry Patey で、1896年~1930年の期間です。

造幣局のマーク(ミントマーク)が刻印されるのは、他国でも珍しくありません。しかし、造幣の責任者名まで示すのは、世界全体を見回すと、珍しいです。

フランスのコインで見た気がする…?

なお、このコインの小麦ですが、「フランスのコインで見たような気がする…」と感じる方がいらっしゃるかもしれません。その記憶は、素晴らしいです。正解です。

下のコインは、フランスの試鋳貨です。1929年ですから、ウルグアイの100周年コインの1年前です。

デザインした人は、同じくPierre Turin(ピア・トゥーリン)です。彼は、小麦のデザインを得意としていたのかもしれません。

フランスの試鋳貨

なお、フランスでは、最終的にこのデザインは採用されずに終わりました。

ウルグアイでの発行状況

では、このデザインは、最終的にウルグアイで採用されたのか?です。試鋳貨ということは、試しに造ったコインです。最終的に採用されたかどうかは、試鋳貨を見るだけでは分かりません。

結果は、下のコインの通りです。銀貨として発行されました。

ウルグアイで発行された試鋳銀貨

【引用:VCcoins

こうしてみると、貨幣のデザインは大変な仕事だと予想できます。

まず、紙に描いてデザインしたものが採用され、次に試作貨幣に採用され、最終選考を通過してようやく本採用です。よって、私たちの目に触れることなく不採用となったデザインが無数にある、ということになります。

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