【古代ギリシャ】アレクサンダー大王の銀貨-トラキア(Thrace)

製品案内【古代ギリシャ】
翻訳

アレキサンダー大王
【トラキア・4ドラクマ銀貨】

紀元前323年のアレキサンダー大王の死後、ディアドコイと呼ばれる後継候補者たちが争いました。ディアドコイの一人であるリュシマコスは、トラキアで活躍しました。

トラキアの場所は、下の地図の通りです(紀元前301年頃)。現在のギリシャからトルコの辺りにありました。

トラキア(Thrace)の地図

リュシマコスが作ったコインを確認しましょう。

【コインNo】 6895
【額面】テトラドラクマ銀貨
【製造年】紀元前306年~紀元前281年
【材質】銀
【直径】21mm
【グレード】F+
【価格】68,000円(税込)

このコインを購入する

銀貨のデザイン

表のデザインは、右を向いた男性です。これはリュシマコスでなく、アレクサンダー大王です。

古代ギリシャ マケドニア アレクサンダー大王 テトラドラクマ銀貨【表面】

アレクサンダー大王が紀元前323年に亡くなった後、誰が後継者になるかで争っていました。そこで、自分こそがアレクサンダー大王の後継者であると、世の中に示さなければなりません。

リュシマコス本人でなくアレクサンダー大王が描かれている理由の一つには、こんな点もあるのだろうと予想できます。

なお、この銀貨はグレードがF+ですが、頭頂部の髪のデザインがきれいに残っていることが分かります。

次に、裏のデザインを確認しましょう。

古代ギリシャ マケドニア アレクサンダー大王 テトラドラクマ銀貨【裏面】

コインの周囲に書いてある文字とその意味は、以下の通りです。

右側:
ΒΑΣΙΛΕΩ  王
左側:
ΛΥΣΙΜΑΧΟΥ リュシマコス

ここで、リュシマコスの名前が出てきました。では、描かれている絵がリュシマコス本人か?と言えば、そうではありません。ギリシャ神話に出てくる女神のアテナです。

左向きで椅子に座っています。左手で赤枠1にもたれかかっています。これは盾です。

そして、赤枠2を持っています。これは「ニケ」という女神です。「サモトラケのニケ」が有名です。

下は、サモトラケのニケの写真です(引用:Wikipedia)。

サモトラケのニケ画像

サモトラケとは、地名です。下の地図で、赤丸がある部分です。当時、トラキアの領土でした。

そして、赤枠3ですが、剣のような絵が描かれています。この部分は、いくつもの種類があります。すべての種類を集めるというコレクションの方法もあるでしょう。

マケドニア王国全体を眺める

この記事は、アレクサンダー大王死後のトラキアに限定して書かれています。古代ギリシャ時代のマケドニア王国全体の歴史をご案内した記事もありますので、ご覧ください。

ページトップへ戻る