アテナ神テトラドラクマ銀貨【古代ギリシャ,アテネ】

製品案内【古代ギリシャ】
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アテネの銀貨

古代ギリシャで最も有名なポリス(都市国家)は、アテネでしょう。現在のギリシャの首都はアテネですし、高校の世界史教科書にも出てくる名前です。

アテネで製造されたコインについて、デザインなどを確認しましょう。

【コインNo】 7813
【額面】テトラドラクマ銀貨
【製造年】紀元前449年~紀元前413年
【材質】銀
【直径】25mm
【グレード】VF
【価格】650,000円(税込)

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【コインNo】 7937
【額面】テトラドラクマ銀貨
【製造年】紀元前440年~紀元前430年
【材質】銀
【直径】24mm
【グレード】EF
【価格】650,000円(税込)

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古代ギリシャ時代、アテネでは有力な銀山を保有していました。このためか、古代ギリシャ時代のコインは銀貨が中心です。上の写真の銀貨は、テトラドラクマ(=4ドラクマ)銀貨です。

ドラクマとは、通貨の単位です。

銀貨のデザイン

表のデザインを見ていきましょう。コインに描かれているのは、アテネの守護神であるアテナ神です。ヘルメットをかぶっている様子が分かります。

古代ギリシャ  アテナ神 テトラドラクマ銀貨【表面】

なお、この横顔ですが、左側矢印はたてがみです。アテネのテトラドラクマ銀貨は数多く残っていますが、このたてがみまできれいに刻印されている銀貨は多くありません。

そこで、コインを購入する場合は、たてがみに注目しましょう。

なお、たてがみが全部入っているコインを見ると、右側の矢印部分、すなわち鼻の先がコインからはみ出てしまっている場合があります。

たてがみと鼻の先が両方ともコインにしっかり残されていると、とても美しいです。すなわち、上のコインは良質なコインということになります。

次に、裏のデザインを確認しましょう。

古代ギリシャ  アテナ神 テトラドラクマ銀貨【裏面】

アテネのテトラドラクマ銀貨を手に取ってみると、コインとしては厚いことが分かります。一般的なコインは、薄いです。では、なぜ厚みがあるか?です。

1の部分で、コインの周囲に厚みができていることが分かります。これが原因です。この部分があるので、触ってみるとコインの大きさの割には厚みがあり、かつ重量もあるように感じます。

当時のコインは、下の絵の方法で作っていました。丸く平らな銀を刻印と刻印の間において、ハンマーで叩く方法です。

古代~中世のコイン製造方法イメージ

刻印の大きさに対して、銀の量が十分に多かったのでしょう。刻印からはみ出た銀が盛り上がっています。

では、中のデザインを確認しましょう。

真ん中に、フクロウがいます。フクロウは、アテナ神の使いとされています。そして、フクロウと同様にアテネの象徴とされたオリーブ(2の部分)と三日月(3の部分)が表現されています。

4の部分で「AOE」とあるのは、アテネという意味です。省略しないで書くと、ΑOΗΝΑΙΩΝとなります。

2枚のアンティークコインの価格差

なお、冒頭のテトラドラクマ銀貨2枚を見ますと、価格が同じです。一方は、グレードがVF、もう一方はEFです。EFの価値の方が高いはずですが、価格が同じ理由は何でしょうか。

ポイントは、たてがみです。

グレードがVFのコインは、たてがみ全体がコインに残されています。しかし、EFの側は、下のたてがみしかありません。

よく見ると、オリーブの木はVFのコインで少し欠けていますし、どちらが円に近いコインか?と言えば、EFの方が円に近いように見えます(円に近い方が美しいので、高額になります)。

しかし、たてがみが全部表現されているコインの数が少ないため、VFのコインでも価値が高いということになります。

ちなみに、たてがみも鼻もオリーブ等も、全てきれいに残されている円形のテトラドラクマ銀貨があるとすれば、その価値はとても高く、価格は桁が一つ多くなることでしょう。

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