アンティークコインのオークションでの入札・落札方法

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オークション攻防戦!

別記事「オークションの参加方法」で、オークションに参加するための基本事項を確認しました。ここでは、プロが熱い戦いを繰り広げる様子を、パドルを中心にして確認しましょう。

ちなみに、下の写真がパドルです。この番号をオークショナーに示すことにより、自分が現在価格で入札する意思表示をします。

パドル

一般的なパドルの上げ方

自分があるコインを落札したい場合、オークショナーにパドルを確実に見てもらう必要があります。

そこで、下の絵のように、頭の上にパドルを持ち、オークショナーに数字を確実に見てもらいます。

パドルの上げ方-1

当サイト運営者は、上の絵のようにしっかりとパドルを表示します。プロのディーラーではありませんし、高額なコインに入札するわけでもありませんので、何も問題はありません。

しかし、この表示方法は、問題がないわけではありません。それは、「会場内の全員に、自分がパドルを上げていることを知らせてしまう」からです。

これは、一般参加者には問題にならないでしょう。プロのディーラー間の熱い戦いで問題になります。

プロの熱い戦い

例えば、プロのディーラーが、落札する気満々でパドルを上げたとしましょう。プロですから、相応の金額のコインだったとします。

この場合、他のプロは、こんなことを考えるかもしれません。

彼は、このコイン落札に意欲があるぞ。ということは、他のコインには資金を回さない可能性がある。ならば、(このコインは欲しくないけれど)自分もパドルを上げて価格を上げたうえで、彼に落札させよう。すると、その他のコイン入札で自分が有利になるかも。

上の四角の思考は、当サイト運営者の勝手な想像です。

実際には、今入札しているのはどんなコインなのか、今までの落札の推移がどうだったのか、この後に有名なコインのオークションが控えているかなど、考慮すべき点が数多くあるでしょう。

いずれにしても、高々とパドルを上げるのは、自分の手の内を相手にさらすことになります。そこで、パドルを巡って技が生まれました。

瞬間的にパドルを表示

入札したい場合、高々とパドルを上げるのではなく、机の上で瞬間的にパドルを上げる方法です。イメージは、下の絵の通りです。

パドルの上げ方-2(プロ編)

これは、簡単なようで難しいです。オークショナーが自分を見ているときに実行しないと、オークショナーに気づいてもらえない可能性があるからです。

他の参加者には気づかれず、しかし、オークショナーにはしっかりと認識してもらう。そのような技術が必要です。

パドルを上げないで意思表示

さらに熟練の域に達すると、「パドルを上げずに入札の意思表示をする」という技が出てきます。

下の絵は、ペンを立てている様子です。ペンを立てて自然に振ると、パドルを上げたのと同じという意思表示です。ペンを横にしている場合は、入札に参加していません。

パドルの上げ方-3(ペン立て編)

一般の参加者がこれを実行しても、オークショナーには全く認識してもらえないでしょう。

毎回のようにオークションに参加しているプロディーラーが、オークショナーとのアイコンタクトを踏まえつつ実行可能な、高等テクニックです。

プロを圧倒するコレクター

しかし、彼らのようなプロを圧倒する人々がいます。それは、生粋のコレクターです。

プロの場合、誰かに委託されてオークションに参加しているかもしれませんし、所属している会社の業務命令で参加しているのかもしれません。いずれにしても、予算があります。予算の範囲内で、オークションに参加します。

その予算は、コインの適正価格の範囲内で決められるでしょう。

しかし、どうしてもそのコインが欲しいというコレクターは、コインの適正価格を無視して入札に参加する場合があります。

あるコインを求めて年数が経過して、ようやく手に入れるチャンスが来た!というようなコレクターの場合、転売する予定もないので、適正価格を無視して応札することがあります。

この場合、プロといえどもお手上げでしょう。最強のオークション参加者、それは生粋のコレクターです。

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